家族で守る不動産~川崎区のAさんの場合~ vol.2 我が家の不動産、大切な書類から読み解く基本情報

「権利証って、これですか?」Aさんご夫婦は不動産会社に書類を持っていきましたが、「これは権利証ではなく、登記簿謄本ですね」と言われてしまいました。

 

不動産は書類が多いですが、まずはポイントを押さえましょう。①登記済権利証または登記識別情報通知:所有権を証明する書類。以前は紙に印鑑が押されていましたが、2005年頃から新様式(シールまたは袋綴じ)に変更されました。②全部事項証明書(登記簿謄本):権利証と見分けづらい。表題部(土地建物の面積)、権利部甲区(所有者情報)、権利部乙区(住宅ローン)など。下線部は変更済情報です。③固定資産税納税通知書:毎年4月頃に届き、固定資産税額や評価額が記載。売れる金額とは異なります。⑤購入時契約書:売却する際の税申告に必要。お子さん、お孫さんが相続後に売却する場合も必要です。コピーでも可。⑥路線価図:相続税計算のために国税庁が毎年7月に発表、インターネット上で誰でも閲覧可能。売れる金額とは異なります。⑦測量図、建物設計図:紛失すると再発行できないものもあります。⑧賃貸借契約書、更新料、修繕の書類:売却手続きや確定申告に必要。

 

また、1つに見える土地が複数に分かれており、住所とは別に登記地番が、建物は玄関1つに1つの住所ですが、登記用家屋番号は建物毎に1つ、というのもわかりづらいです。

 

書類整理は一見面倒ですが、一つずつ地道に進めることが大切です。ご家族にも手伝ってもらいましょう。

 

「第3回建物の維持管理、大切なのはこまめな修繕」です。