家族で守る不動産~川崎区のAさんの場合~ vol.5 借地問題結局は人間関係

「父から相続した土地の借地人さんが高齢で建物も古いまま。この先のことが心配…。」川崎区に住むAさんは、代々受け継いできた底地の管理に不安を感じています。1992年以前の借地契約(旧借地法による)では、地主から契約を解除することは原則できず、一度貸した土地は戻ってきません。しかし借地人様の高齢化に建物の老朽化と、時間の経過と共にさまざまな問題が起きます。建物の修繕予算が無い、認知症を患い話し合いが困難、相続人が不明や複数のため借地権で意見が相違するなど社畜人様側の話し合いが難航することもあります。

このような問題が長引くと地主様側も大きな影響を受けます。その為に普段からのコミュニケーションが重要です。

例えば年に一度の地代の支払い時などに「お変わりありませんか」と声を掛け、借地人様の家族構成、健康状態、建物の使用状況を把握してみましょう。反対に借地人様が地主様の状況を把握することも大事です。

私的な質問は抵抗があるかもしれませんが、子ども達に契約関係を正しく引き継ぐには、互いに必要な事でもあります。

万一に備え、相続予定者の連絡先を確認しておくことも重要です。「もしもの時のために」と伝えれば、理解してくれます。

借地問題は「売却」「等価交換」などの解決テクニックはありますが、それ以上に人間関係が重要です。良好な関係性が末永い良好な契約に導きます。川崎中央プランナーでは、地主様と借地人様の橋渡しのお手伝いをしています。

次回は「建て替えか大規模修繕か」です。